畳と一言でいってもその種類は様々です。そのため、何を基準にして判断すればよいのか迷ってしまう方も多いと思いますが、その場合は以下の3つのポイントに絞って確認することをおすすめします。
まず1つ目は、畳床の種類について確認します。従来の稲わらを使用した自然な仕上がりを求めるのであれば100%稲わら畳床がおすすめですが、高級品ですのでお財布が厳しいという時は、稲わらと建築財を半分ずつ使用したサンドイッチ型も良いでしょう。反対に廉価の畳床を探しているなら建材畳床の一択となります。畳床は製造会社によってそれぞれ特徴が異なるため、よく比較検討することをおすすめします。
2つ目のポイントは、畳表の状態についてです。畳表はい草によって編み込まれたタイプと、合成樹皮や和紙など新素材によって編み込まれたタイプがあります。い草の香りや肌触りを求めるのであれば、通常のい草の畳の方がよいですが、抗菌・防虫・防水・防火など、通常の畳にはない機能を兼ね備えているのは新素材の畳表です。ペットと暮らしている方などは、丸洗いできる新素材の畳表の方がよいですが、い草によるリラクゼーションを求めている場合、新素材では効果が得られませんので100%い草の畳を使用しましょう。また、い草の畳を使用する場合、細く長いい草を使用しているほど質感が良く、畳の目が均一なほど日焼けした時のムラが少なく、密度があるほどクッション性が高く座り心地が良い製品です。
3つ目のポイントは、使用する場所に合わせて選ぶということです。来客用の部屋であればいつお客様をお通ししてもよいように高品質の畳を使用することをおすすめしますが、家族や近所の方など、人の出入りが激しい部屋であれば、畳の劣化も激しくなるので安価な畳でも十分でしょう。また、10年や20年など長期的に使用する場合は耐久性の高い国産品がおすすめですが、アパートなどに入居する際に取り急ぎ必要という場合は海外製の業務用畳でもOKでしょう。
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